葉状腫瘍について

葉状腫瘍の治療等について、主にアメリカで公開されたリポートを紹介しています。togetter → [葉状腫瘍 境界悪性]治療と予後について:主にアメリカの文献から https://togetter.com/li/1338691

葉状腫瘍<境界型>と診断されるまでの記録

葉状腫瘍とは乳房腫瘍の0.5%〜1%の稀な腫瘍で、良性がほとんどですが、悪性の特徴も持ち合わせた境界型、遠隔転移をする場合もある悪性の3つの状態があります。

葉状腫瘍は良性・境界型・悪性に関わらず、全ての状態において外科的切除が第一優先となります。というのも、葉状という名の通り、腫瘍は放っておくとどんどん葉が広がるように肥大化するためです。また、周囲に病変が残っているとそこから再発するため、十分なマージン(余裕)をもって切除することが大切です。

稀な腫瘍のため、治療法等の明確なガイドラインはありません。

 

2019.2.25. 

右乳房にしこり発見。

翌日乳腺外科の予約を取る。

 

2019.3.4.

触診・エコー・マンモの検査。

形状としては、丸く見えるけれど角度を変えてよく見るとでこぼこしていると。

◾︎大きさは、3-5センチ程度(?)

◾︎場所は、乳房右下方あたり(できる場所としては全体の10%程度) https://women.benesse.ne.jp/healthcare/pc/katei-igaku/detail/137

 

2019.3.18.

MRI検査。 造影剤を入れ、約20-30分。 画像診断の結果が悪性腫瘍であった場合は別病院へ。

 

2019.3.20.

検査結果は「繊維腺腫(良性)」

*凸凹した形状

*大きさは3センチ

*数値(何の?)上がり方が緩やかなため*、悪性ではない

※血液検査・生検は行なっておらず 念のため、紹介状を書いてもらい、別病院にて生検を行う予定。

"しこりが3cm以上と大きかったり、40歳を超えている場合は、線維腺腫によく似た葉状腫瘍のことがあります。ですから、このような場合では、組織診(太い針でしこりの一部を削り取ったり、あるいは、しこり全体を切除したりする検査)が必要"

※生検はやはり必須

線維腺腫と診断されました。治療の必要はありますか? | 乳がんQ&A | nyugan.info 乳がん診療情報サイト

*血流の数値か

f:id:hina_kukai:20190506014804j:image

 

2019.3.22.

他病院への紹介状をもらい、予約も病院から入れてもらう。 医師に急速に肥大化しているしこりについて話したところ、葉状腫瘍の場合もあるので、いずれにせよ細胞診をしなければわからないと。 

 

2019.3.27.

別病院で検査。再度、触診・エコー・マンモ、そして針生検。これまでの検査と今日のエコー・マンモから、過誤腫>葉状腫瘍ではないかと。

※過誤腫って、あまりないみたい?2005年の論文なので、どうなのかなぁ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/73/10/73_2498/_pdf/-char/ja

 

2019.4.3.

針生検の結果"不明"

葉状腫瘍の可能性が否定できないため&診断確定のため、腫瘤摘出することになった。 3.5×3.3×2.0cm

※育ちつつある

 

2019.4.9.

[乳房腫瘤除去手術]

 所要時間は約1時間15分。 麻酔を何箇所か打っていたけれど、効いていない(?)ところがあり、容赦なく切り刻む電メスに、 「イターーーッ 」 「あ、ごめん、ごめん」(医者) というやり取り6・7回…

 

2019.4.15.

[病理検査結果]

◼︎葉状腫瘍 境界型◾︎

医師はマージンを取る局所再手術を提案しているけれど、私はリスクを残したくないため乳房全摘*を希望している。

※症例が少ないため、リスク比較ができないらしい

 

*文献を読み漁ったあと、治療は当初主治医が提案してくれた局所再手術+放射線療法に切り替え。マージンは2cmくらいでお願いをした。

 

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〜まとめ〜

葉状腫瘍は繊維腺腫と間違われやすい

         ●乳房腫瘍の0.5%程度