【再発防止のために】放射線療法について
メモ的に。 主治医が紹介してくださった論文より。
こちらは有料記事となります。 (ゆえに、全文訳はできず、メモ的にポイント訳を) 原文はこちら ↓↓↓
https://www.thebreastonline.com/article/S0960-9776(17)30046-2/fulltext
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葉状腫瘍(悪性*)への放射線療法のいくつかの臨床研究結果に対して。
「これは悪性葉状腫瘍の切除後の局所再発率に関する他の以前の研究と比較して20%の率で比較的高く、放射線が辺縁陰性腫瘍においても有効であり得ることを示唆している。」
↑境界型・悪性46名の患者の放射線療法の記録です。 60ヶ月の観察期間中、患者の中に一人として局所再発はなく、これはほかの研究と比較して20%も有意に高いと。
また、
「国立ガンデータベースを使用した3210人の患者に対する放射線療法の効果の分析では延命効果も無病生存も認めなかったが、悪性葉状腫瘍の乳腺摘出術と乳房切除術を受けた患者における局所再発率の有意な低下を確認した。」
とあるため、放射線療法は生存率ではなく再発防止に有効であることが示されているかと思います。
また文中に 「リンパ節生検や化学療法をしないという通常のガンと異なるということは(再度言及するが)重要である」 というようなことが書かれていました。
※意訳です
アメリカのガン専門病院の治療手順を見ると(上記論文とは別です)↓↓↓
_1患者の状態↓
2初見↓
3針生検↓
4結果により4パターン↓
5治療方針を立てる _
_葉状腫瘍の場合、広範囲の切除 ↓
▪️良性・境界型の場合は経過観察
▪️悪性の場合は放射線療法検討
※この病院では、良性・境界型については再発があってから初めて放射線療法を検討するようです。 _
<局所再発・転移なし>
→再度検査
→転移なし→再手術→放射線療法を検討
<局所再発・転移あり>
→再度検査
→転移あり
→ 転移性疾患 軟部組織肉腫の原則に従った転移性疾患管理(成人期軟部組織 - 臨床病期IIIのアルゴリズムを参照)
※肉腫に分類される
これはある病院の一例です。
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〜まとめ〜
やはり、再発防止には、
十分なマージン+放射線療法
が有効であるようです。